2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『俯瞰、あるいはマクロ』

俯瞰、というのは、映像の世界で割と使われる。高いと ころから、言い換えれば神の視点で見ることだと思われる。 そして、私は、「俯瞰が出来ているようで出来てないんだ よねー。不思議」と言われる。多分、地を這うように、平 面で公式を解いて解いて解き…

『読書ノススメ』

読書は、私にとって、たまさか逃避である。日がな一日、 ベッドに横たわり読んでいる。 今回は、うっかり、『二つの祖国』『大地の子』などを 手にしてしまったので、気持ちは重くなるばかり。でも、 これで、山崎豊子の関西物以外は制覇したことになるので …

『比叡山 つづき』

と題したが、もう少し京都。 京都で考え込んだのは、修学旅行生についてである。土 曜日なのに、修学旅行生が大勢。しかも、彼らは、公共交 通機関やタクシーで巡っているのである。 続きを読む

『比叡山』

新緑の週末、夫と古刹巡りに出かけた。宿泊は大津で、 一日めは京都、二日めは比叡山。 私と夫とは、付き合いが三十年近く。物欲はないが知識 欲があり、グルメではないが酒の値段にはうるさいという 共通点がある。なので、万人の参考にならないとは思うが…

『丁寧に生きるということ』

実は、手仕事が好きである。編み棒を持てば、お猿もか くやというばかりに、延々とやっている。ミシンを出せば、 布の地平を黙々と進む。料理についていえば、「伊佐治さ んの作ったものを食べると健康になれる気がする」と、糖 尿病患者に言われるほどであ…

『英語について ふたたび』

『大どろぼうホッツェンプロッツ』というジュブナイル (子ども向け物語)があった。このシリーズは、「ふたた び」「みたび」と続いていた。どこまで続いたのか覚えは ないが、「まだまだ」「しつこく」と続いていたら面白か ったろう。子ども心に、「なん…

『英語について』

藤原正彦氏の『この国のけじめ』を読んだ。2006年発行 で、それ以前2年ほどのコラムがまとめられている。日本 が小泉改革に沸いていた頃だ。藤原氏の激憤杞憂は強い。 続きを読む